飲食店や小売店を経営する上で競合との差別化を明確にすることは、独自性、競合優位、他社に追随させないために重要なポイントになります。情報が溢れインターネットで何でも買えてしまう現代だからこそ日々の営業で注力すべきポイントを明確にして、そして注力ポイントを競合との差別化=強みとして発信し認知されるための戦略が必要です。顧客がその商品やサービスを選ぶ理由をしっかりと理解してもらう必要があります。

調査期間:令和2年1月15日(水曜日)から令和2年2月16日(日曜日)までに実施された茅ヶ崎市商店会に関するアンケートが公開されていますので、アンケート結果を参考にデジタル活用による商店会活性化の可能性についてまとめていきたいと思います。※令和元年度茅ヶ崎市商店会に関するアンケート調査(事業者)

目次

モノと情報があるれる現代社会で消費者の心をつかむ方法

世界22カ国に支社を構える米国有数のマーケティング会社トラウト&パートナーズの社長であるJack Troutが著書の中で、消費者の心をつかむ唯一の方法として独自性の発見であると紹介しています。しかし、自社の商品、サービスで独自性を見出すことは容易ではありません。なぜならモノやサービス、情報についても溢れるほどに存在する現代ですのでほとんどの場合同じ商品やサービスは存在するからです。人が何かを選ぶ時には、意識に関係なく、必ず違いを根拠にして選んでいます。心理学者によると、商品に鮮烈な違いを結びつけることができれば、消費者の記憶に焼きつくと言います。商品を宣伝する時には、消費者になぜその商品を選ぶのかを理解させる必要があるということです。消費者の心をつかむために必要なことは、独自性を発見し競合と差別化することです。

モノと情報があふれる現代社会で、消費者の心をつかむ唯一の方法が、独自性の発見である。

Jack Trout:著書「独自性の発見」より

茅ヶ崎市商店会アンケート結果

茅ヶ崎市内の売り手と買い手のニーズや課題を把握し今後の商店街活性化のための基礎資料とすることを目的に、消費者、市内事業者、商店会それぞれの方を対象としてアンケート調査が実施されています。

営業時に注力していること

茅ヶ崎市商店会を対象に実施されたアンケート調査によりますと、営業時に注力していることとして最も多く回答されたのが、独自の商品・サービスへの注力。2番目に多く回答されたのが、親しみやすさ。3番目は品質・鮮度という回答結果でした。

回答件数割合
独自の商品・サービス5722%
親しみやさすさ5019%
品質・鮮度3714%
お店の入りやすさ218%
品ぞろえ187%
価格のお値打ち感176%
地域の交流の場176%
オシャレ・センス166%
憩い・くつろぎの場の提供166%
自転車で利用しやすい83%
その他73%
合計264100%
営業時に注力していること

現在の問題・課題

同アンケート結果によりますと、現在の問題・課題として最も多く回答されたのは景気の低迷。2番目に多く回答されたのが、集客方法。3番目に多く回答されたのは、周辺商店街の活力低下という回答結果でした。

回答件数割合
景気の低迷4217%
集客方法3615%
周辺商店街の活力低下  2410%
人材育成239%
店舗老朽化177%
大型店との競合146%
家賃146%
コストカット146%
資金不足135%
その他135%
駐車場確保125%
店舗の立地115%
後継者がいない115%
合計244100%
現在の問題・課題

商店会に加盟していてよかったこと

最も多く回答されたのが、他店との交流・情報交換できる。2番目の多く回答されたのが、人とのつながりが密になる。3番目は地域の安全。安心に寄与できる。4番目は連携して販促活動ができる。という結果でした。

回答件数割合
他店との交流・情報交換できる3328%
人とのつながりが密になる3227%
地域の安全・安心に寄与できる1714%
連携して販促活動ができる1513%
会社(お店)の宣伝になる108%
その他76%
売上アップにつながる54%
スペース・時間をシェアできる11%
合計120100%
 (商店会に加盟している方)商店会に加盟していて良かったこと

商店会の取り組みが、自身の売上に効果があるか

(商店会に加盟している方)商店会の取り組みが、自身の売り上げに効果があるかについてアンケートを行った結果。54の回答の内、効果があるの回答が9件の17%、効果がないとの回答が16件の30%でした。やや効果があるをあわせた効果があると回答された合計が、20件の37%、あまり効果がないを含めた効果がないと回答された合計は34件63%という結果でした。

回答件数割合
効果がある917%
やや効果がある1120%
あまり効果がない1833%
効果がない1630%
合計54100%
(商店会に加盟している方)商店会の取り組みが、自身の売上に効果があるか

商店会が抱えている課題と活性化のために必要だと思う取り組み

(商店会に加盟している方)商店会が抱えている課題についてのアンケート結果では、全197件の回答の内、最も多く回答されたのが、業種の偏りが22件の11%、2番目に多く回答されたのが、組織間の連携不足20件の10%、3番目に多く回答されたのが大型店、周辺都市との競合が18件の9%という結果でした。気になる回答結果として、IT活用の遅れと回答されているのが14件の7%、インターネット販売との競合が12件の6%でした。

お店や商店会の活性化に向け、必要だと思う取り組みについて、全277件の回答の内、個店の魅力向上が最も多く39件の14%、2番目はイベント開催等のにぎわいづくり36件の13%、3番目は情報化対策30件の11%でした。

回答件数割合
業種の偏り2211%
組織間の連携不足2010%
大型店・周辺都市との競合189%
駐車場・駐輪場の不足189%
リーダー人材の不足189%
後継者不足147%
少子高齢化147%
IT活用の遅れ147%
空き店舗の増加137%
地域住民・団体との連携不足137%
インターネット販売との競合126%
周辺交通状況の安全性低下95%
基盤施設の老朽化84%
特になし32%
その他11%
合計197100%
(商店会に加盟している方)商店会が抱えている課題
回答件数割合
個店の魅力向上3914%
イベント開催等のにぎわいづくり3613%
情報化対策3011%
街並みや景観づくり207%
駐車場・駐輪場の設置186%
加盟店間で連携した取り組み176%
観光商業の振興176%
空き店舗誘致166%
買い物弱者対応155%
バリアフリー、休憩所、トイレ等環境整備145%
キャッシュレス対応145%
地域住民と連携した活動124%
営業時間・休日の見直し93%
若手経営者や起業家などの人材育成93%
外国人観光客の受け入れ態勢作り41%
商店会加盟促進41%
その他31%
合計277100%
お店や商店会の活性化に向け、必要だと思う取り組み

商店会の活性化に向け、必要だと思う取り組みを実施するために期待する支援

商店会の活性化に向け、必要だと思う取り組みは上記アンケート結果にある通りです。その取り組みを実施するために期待する支援についてのアンケート結果がこちらです。最も多く回答されたのが、商店街事業に対する補助金の充実が全219件の内43件の20%でした。2番目が個店の魅力向上への支援39件の18%。3番目は商店街の環境整備27件の12%という結果でした。

回答件数割合
商店街事業に対する補助金の充実4320%
個店の魅力向上への支援3918%
商店街の環境整備2712%
地域住民と連携したエコ、防犯、防災等の活動支援2110%
空き店舗のマッチング209%
若手経営者、起業家などの人材育成支援178%
経営診断、経営相談157%
情報化対策の知識習得機会136%
キャッシュレスの知識習得機会94%
後継者不足への支援94%
外国人観光客への支援63%
合計219100%
商店会活性化のために必要なことを行うために期待する支援

その他自由記述

【設問19】 その他自由記述
・雨が降ると人があるかないのでアーケードほしい南口の南マート通りを逆にしてほしい。ぐ るっとまわるの渋滞やらでめんどくさい
・核になる、客動員がはかれる中型店(スーパー スーパーマーケット)が閉店してしまうと、人 が通りからいなくなり、じわりじわりと商店会の店の売り上げが減少して来る。閉店、移転が拍 車をかけて多くなる。行政の頑張りだけではこの状況を突破するのは難しい。 何かは解かり ませんが変化が必要な時代です。
・これからは個人の商店では成り立っていかないと思う。資金もなく、後継者もいない、これか ら商店街が活性化することがあるとは思わない。毎年、恒例のように商店会連合会などには無駄 な補助金を垂れ流しているのは、末端の商店街活動や活性化に何の効果も上げていない。その辺 のところはすでに、茅ヶ崎市でも把握していると思う。そんなところに補助金を渡すのなら、末 端の商店街に無条件で補助金を渡した方がカンフル剤になりうる。 しかし、茅ケ崎市にあるどれだけの商店街がこの衰退を真剣に考えているのだろうか疑問。 大型店舗もSNSの発達によって衰退している。このように社会の構造変革と共に消滅していくの が商店街ではないかと思う。
・高田地区にも地域の集いが出来るコミニティーセンターを作ってほしい
・今、現在の商店街は既に終わっている。もしも経営・運営でお困りの店舗・地域があれば、 私、自らがコンサルティングを行えます。(有料)
令和元年度茅ヶ崎市商店会に関するアンケート調査(事業者)(https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/res/projects/default_project/_page/001/037/510/jigyousyakekka.pdf)

事業者用アンケート調査まとめ

令和2年1月15日から令和2年2月16日までの期間で調査された、令和元年度茅ヶ崎市商店会に関するアンケート調査によって、商店化の概況やそれぞれが捉えている課題等について明確になりました。事業者アンケートの回答人数は96名でした。回答業種と茅ヶ崎市の産業分類別事業者の割合は類似していました。このアンケート結果のポイントをデジタル活用による改善をテーマとしてまとめました。

茅ヶ崎市産業分類別事業者数

ここ数年の売上高を増加傾向と回答した件数は22件の23%でした。ほぼ横ばい48件の50%、減少傾向26件の27%でした。営業時に注力していることとして、独自の商品・サービスとの回答が22%と高く、本記事の冒頭に記載しました通り、独自性は消費者に知ってもらうことで消費者の心をつかむことができます。茅ヶ崎は、大型店舗が駅周辺にあり、隣の市に行けば大型モールや大型商業施設が複数あります。茅ヶ崎市住民もその利便性から市外で買い物をする人も多くいます。その中で独自性を見つけ出し、大型店との差別化を図ることで消費者を呼び込む必要性が見えてきました。

商店街の目指す姿は「商店街全体の活性化と売上UP」

しかし、商店街の活性化には様々な問題を抱えているのが現状です。全体の77%の事業者が売上が横ばいまたは減少傾向であり、大型店と競合する中で集客方法が見出せていない状況。更に、商店会の取り組みが売上に効果がないとの回答が63%、商店会エリアに立地しているが加盟していない、知らない事業者が22%となっています。

課題として、業種の偏り、連携不足、大型店との競合、リーダー人材の不足、IT活用の遅れ、ネット通販との競合。まとめると、商店会としての組織連携不足。個々の独自性と商店会としての独自性の発見と発信。取り組みの発信の弱さとIT活用。組織連携と課題解決への取り組みを推進する人材の不足ということになります。

デジタルでできることは「発信」と「連携」

独自性を知ってもらうための発信

親しみやすさを知ってもらうための発信

デジタルで構築されるネットワーク

弊社でできることは「組織連携」と「デジタル活用の推進」

弊社は、ホームページ制作だけを行う会社ではありません。中小企業から大手外資系企業内において、組織変革を推進し成功に導いた経験をもとに、デジタルを活用した変革のお手伝いを行ないます。商店街の事業者1軒では大型店の規模には及びませんが、商店街の事業者が連携、組織化し取り組むことで大型店では生み出すことのできない独自性を発揮することが可能です。そのために必要なことは、デジタルの活用と現場での推進です。

全国の商店街で変革をご検討の場合は、カチクルへご相談下さい。ご状況を伺った上で具体的な戦略プランのご提案致します。

消費者アンケートに続く

https://kachikuru.net/2023/03/03/syouhisya/

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