現代の消費者行動を読み解く：茅ヶ崎のデータから分かったこと

茅ヶ崎市幸町の飲食店での調査では、23組51人の新規来店顧客から聞き取ったデータをもとに消費者行動を分析しました。その結果、次のようなポイントが明らかになりました。

1. SNSが消費者との初期接点を生む

SNSは今や誰もが利用するツールです。茅ヶ崎でもInstagramやFacebookで飲食店の写真や情報が拡散され、新しいお店を知るきっかけとなることが多いです。実際に調査実施店舗でも「SNSで店を知った」という声が聞かれましたが少数という結果でした。

2. ホームページが「信頼」を生む

しかし、SNSで興味を持った消費者がすぐに来店するわけではありません。多くの場合、次に訪れるのが「店舗のホームページ」です。こちらの店舗では、**ホームページを見て来店した新規顧客が最多（10組全体の56％）**という結果が得られました。

• ホームページには、店舗の場所、雰囲気、メニュー、価格帯など、来店に必要な「信頼を裏付ける情報」が網羅されています。
• 消費者はSNSで得た興味を確信に変えるために、ホームページで詳細を確認します。

3. 通りがかりや紹介は補完的役割

こちらの調査店舗でも店頭の看板設置、デジタルサイネージの活用など通りかかりの流入を狙った宣伝を行なっています。

しかし、「通りがかり」や「紹介」による来店も一定数見られましたが、これらは主に地元常連層や既存顧客の行動に限定される傾向があります。新規顧客の流入は、やはりSNSとホームページの連携が重要な役割を果たしていました。