小規模事業者持続化補助金を活用してできること「デジタルマーケティング」|神奈川県

2025年3月6日に公募要項(暫定版)が改訂され公開されました。

更新:2025年4月23日(水)

【補助金情報】

小規模事業者持続化補助金<一般型>第17回の情報が出ています。

【補助上限】 50万円

【補 助 率】 2/3(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は3/4)

【公募期間】

公募要領公開:2025年3月4日(火)
申請受付開始:2025年5月1日(木)
申請受付締切:2025年6月13日(金)17:00 ※予定変更の可能性あり

詳細内容は、下記のリンクからご確認ください。

補助金採択事例を見る

小規模事業者持続化補助金ですが、不採択になることも十分にあります。事業計画の内容が1年以内の売上につながることなど、条件がありますので、それらをクリアすることは大前提ではありますが、審査で落ちることもあるといいうことです。

以前から、行政書士や中小企業診断士が補助金に通る資料の作り方サポートなどで1回5万円の費用を請求する商売に繋げている方もいます。無策で取り組むと時間をかけて準備した書類が無駄になる可能性もあります。

そこで、気になるのは他社(他者)はどのような事業計画で申請して採択されているのか、気になりませんか?

実は、補助金のホームページには、実は採択者一覧が公表されています。その事例を確認し計画を練るとヒントになることがあります。いくつかピックアップしてご紹介していきます。

小規模事業者持続化補助金|神奈川県のデジタルマーケティング会社カチクル

採択事例の傾向

第16回より選定

1. 地域資源を活用した商品・サービスの開発

  • 地元の特産品や文化を取り入れた新商品の開発やサービス提供が目立ちます。

   例:​地元食材を使った飲食メニューの開発、地域の伝統工芸を活用した商品の販売など。東北経済産業局

2. デジタル技術の導入による業務効率化

  • ITツールやシステムの導入により、業務の効率化や生産性向上を図る取り組みが増加しています。

   例:​予約管理システムの導入、オンライン販売システムの構築など。

3. 新たな販路開拓への挑戦

  • 既存の市場に加え、新たな顧客層や地域への販路拡大を目指す事業が多く見られます。

   例:​展示会への出展、インターネットを活用した販売促進など。​

傾向と対策

1. 地域性を活かした事業計画の策定

  • 地元の特産品や文化を取り入れた商品・サービスの開発を検討しましょう。

    1. 地域のニーズや特性を反映させることで、採択の可能性が高まります。

2. デジタル化による業務改善の提案

  • ITツールやシステムの導入による業務効率化や生産性向上を計画に盛り込みましょう。

    1. 具体的な導入効果や改善点を明確に示すことが重要です。

3. 新規販路開拓の具体的な戦略

  • 新たな市場や顧客層へのアプローチ方法を具体的に計画しましょう。

    1. 展示会出展やオンライン販売など、具体的な販路開拓手段を示すことが効果的です。

4. 実現可能性の高い計画の立案

  • 事業計画は現実的で実行可能な内容とし、具体的なスケジュールや予算を明示しましょう。

    1. 過去の実績や経験を活かした計画は、信頼性が高まります。

みんな大好きフレームワークも抑えておいた方がスムーズ

マーケティングプロセス|事業計画に役立つフレームワーク

マーケティングプロセス

マーケティング活動は大きく4つのステップで構成されます。
環境分析:市場や競合、顧客ニーズなどを調査し、自社の置かれた状況を把握します。
戦略:ターゲット市場を定め、差別化の軸や提供価値を設計します。
戦術:戦略を実行するための具体的な施策(4Pなど)を決定します。
マネジメント:実行計画の進捗や効果をモニタリングし、必要に応じて改善します。

SWOT|事業計画に役立つフレームワーク

SWOT分析

自社を取り巻く状況を「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4要素で整理するフレームです。 内部要因(強み・弱み)と外部要因(機会・脅威)を客観的に見つめることで、戦略立案の土台が整います。

4P|事業計画に役立つフレームワーク

4P分析

マーケティング施策の基本構成要素である「Product(製品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販促)」の4つの視点で戦術を設計します。 バランスよく整えることで、顧客に届く価値が明確になります。

採択されている事業を知る

上で紹介した事業は、全部をまとめて見えてきた傾向を示しました。ここからは、事業毎のタイトルを見ていきます。
下記の事業は補助事業の一部です。沢山の事業がエントリーされ採択された事業名が記載されていますので、申請前には目を通しておくとよいです。

  • 顧客ターゲットへの広報活動による新規顧客獲得事業
  • パーソナルジムの新規顧客獲得

  • 女性のセカンドキャリア・副業としての着付け師の雇用創出

  • 中小企業のDX化を導入しやすくする低価格サービスの提供

  • 業務効率化、広告宣伝による新規顧客獲得と、新規取扱業務の構築

  • 動物イラストを使ったレーザー彫刻・布印刷の多品種アイテム展開

  • 「スナック」文化を広めるため若者や女性を取り込む販路開拓事業

  • 地元の商店街を元気に!資金調達×法務サポートで売上アップ!

  • プレゼン能力の向上による新規顧客獲得

  • 主婦、大学生、会社員向けのWEB制作副業講座の集客力向上事業

  • あっという間にもう一品!お惣菜型こんにゃく商品の製造環境整備